NTT東日本とNTT西日本が2026年9月30日、料金の改定を発表しました。家計に関わりそうなのが、これまで無料だった「ひかり電話」のホームゲートウェイ(HGW)が、2027年4月から有料になるという点です。
固定電話はほとんど鳴らないけれど、実家や学校からの連絡用に番号だけ残している。そんな家庭も多いのではないでしょうか。毎月の金額は小さくても、1年で見ると数千円になります。
この記事では、何がいくら変わるのか、自分の家が対象かどうかの確かめ方、有料化の前に家族で話しておきたいことをまとめました。
まず結論:何が変わる?
- ひかり電話のHGW利用料が、2027年4月1日利用分から有料に(いまは無料)
- 金額はNTT東日本が月495円、NTT西日本が月275円(いずれも税込)
- ひかり電話の通話料やフレッツ光の工事費も、同じ時期に値上がり
- 対象の人には、NTTから順次書面などで案内が届く
- ドコモ光などの「光コラボ」の扱いは、NTTの発表には書かれていない(10月11日時点)
ホームゲートウェイの料金はいくらになる?

1年に直すと、東日本で5,940円、西日本で3,300円の負担増です。
あわせて、ひかり電話の通話料なども上がります。
| 項目 | いま | 2027年4月から |
|---|---|---|
| HGW利用料(東日本) | 無料 | 月495円 |
| HGW利用料(西日本) | 無料 | 月275円 |
| ひかり電話→固定電話 | 3分8.8円 | 3分9.9円 |
| ひかり電話→携帯電話 | 1分17.6円 | 1分19.8円 |
| ひかり電話→050IP電話 | 3分11.55円 | 3分13.2円 |
| フレッツ光の工事費(例) | 23,100円 | 28,600円 |
金額はいずれも税込です。工事費は、新設で派遣工事があり、NTTの公式サイト以外から申し込んだ場合の例で、2027年4月1日申し込み分から変わります。
値上げの理由について、NTT東西は部材費や人件費の高騰が続くなかで、サービスや対応の品質を保つためと説明しています。
対象になる人・ならない人
NTT東日本
「フレッツ光」と「ひかり電話」を使っている家庭に提供しているHGWの利用料が、無料から月495円になります。
また、一部のHGWを新しい機種に交換するキャンペーンを予定しているとしていますが、時期や条件はまだ決まっていません。
NTT西日本
ひかり電話を使っている家庭のHGW(レンタル)が、無料から月275円になります。
西日本の特設ページでは、「ひかり電話ネクスト(A・安心プラン・もっと安心プラン)」と「光回線電話」の利用者は、HGWの利用料はかからないとしています。
ひかり電話を使わずに、HGWの「低価格プラン」(月275円)を使っている人は、2027年4月1日に標準プラン(月495円)へ自動で移ります。低価格プランの新規申し込みは2026年10月31日まで。11月1日以降に解約を申し出た場合は、2年未満でも解約金はかかりません。
ドコモ光などの光コラボ
NTT東西の発表には、光コラボの扱いが書かれていません。ドコモ光やソフトバンク光などでひかり電話を使っている場合は、契約している会社からの案内を待つのが確実です。
わが家が対象か確かめる方法
- 書面を待つ:対象の人には、NTTから順次書面などで案内が届きます
- NTT西日本:マイページにログインし、トップのサービス一覧から契約内容を開くと確認できます
- NTT東日本:特設ページのチャットボットで質問できます。電話は0120-116-410(9時〜17時、土日・年末年始を除く)
- 請求書・明細を見る:ひかり電話の契約があるかどうかを確認します
ふだん意識していないと、固定電話がひかり電話なのかどうかも分からないことがあります。夫婦のどちらが契約したのか、明細はどちらに届いているのか、このタイミングで確かめておくと話が早いです。
有料化の前に家族で話しておきたいこと
そのまま使い続ける
固定電話を使っているなら、月495円(東)・275円(西)を払って使い続けるのが一番シンプルです。年間でいくら増えるかを家計簿に入れておきましょう。
ひかり電話がまだ必要か考える
共働きだと、固定電話が鳴るのは不在の時間帯ばかりということもあります。一方で、次のような理由で番号を残している家庭もあると思います。
- 学校・学童・習い事の連絡先に固定電話の番号を登録している
- 実家の親が固定電話にかけてくる
- FAXを使っている
やめるかどうかは、こうした連絡先を夫婦で洗い出してから決めると安心です。番号を手放すと元に戻せないこともあるので、解約を考える場合は、番号の扱いとHGWの料金がどうなるかを事前に窓口で確認してください。
料金改定に便乗した勧誘に注意
料金が変わるタイミングは、「安くなります」「手続きが必要です」といった勧誘電話が来やすい時期でもあります。NTTからの正式な案内は書面などで届くので、電話で急かされても、その場で契約や個人情報の回答はしないようにしましょう。
勧誘電話の断り方は、こちらの記事でもまとめています。
よくある質問
いつから料金がかかりますか?
2027年4月1日利用分からです。2026年中は、いまの料金のままです。
手続きをしないと有料になりますか?
ひかり電話を使い続ける場合、特別な手続きをしなくても、2027年4月から利用料がかかると考えられます。詳しくは届く案内で確認してください。
市販のルーターに替えればHGWは返却できますか?
NTT西日本の特設ページでは、使い方によっては市販のルーターで代わりになる場合もあるものの、ひかり電話を使うにはひかり電話対応のHGWが必要としています。
ドコモ光でひかり電話を使っています。対象ですか?
NTT東西の発表には光コラボの扱いが書かれていないため、10月11日時点では分かりません。契約している会社の案内を確認してください。
まとめ
- ひかり電話のHGWが、2027年4月から有料に(東:月495円、西:月275円)
- 通話料や工事費も同じ時期に値上がり
- 対象の人には書面などで案内が届く。西日本はマイページでも確認できる
- 固定電話を続けるかどうかは、学校や実家などの連絡先を洗い出してから夫婦で決めると安心
有料化までは半年ほどあります。書面が届いてから慌てないように、今のうちに「わが家に固定電話はまだ必要か」を話しておくとよさそうです。

