Ankerのモバイルバッテリーで、火災の公表が続いています。消費者庁は2026年9月25日、リコール対象の「Anker Power Bank(10000mAh, 22.5W)」(品番A1257)がリュックの中で燃える火災があったと公表しました。この製品の回収率は、まだ55.3%です。
わが家にも「PowerCore 10000」(品番A1263)が2台ありました。A1257ではありませんが、A1263も2025年10月にリコールが発表された型番です。わが家の2台はどちらも対象で、Ankerの公式フォームから申し込んで交換してもらいました。
この記事では、A1263とA1257の見分け方、シリアル番号の確認、回収の申し込みまでを、交換に出したわが家の2台の写真を使ってまとめます。
まず結論:品番を見て、A1263かA1257ならシリアルを確認
- 本体に印字された「Model / 品番」を見る。A1263またはA1257ならリコール対象の型番
- 同じ型番でも、対象かどうかはシリアル番号で決まる。最終判断はAnkerの公式フォームで
- A1263は「A」から始まる16桁のシリアルが販売期間内の目安。8桁のシリアルは対象外
- 対象なら回収キットが届き、返送すると代わりの製品が送られてくる
- 確認が終わるまでは、充電も持ち歩きも控えておくと安心
リコール対象の2機種
| 項目 | PowerCore 10000 | Power Bank(10000mAh, 22.5W) |
|---|---|---|
| 品番 | A1263 | A1257 |
| 販売期間 | 2022年12月25日〜2025年10月21日 | 2024年5月16日〜2025年6月6日 |
| 対象台数 | 410,124台 | 401,771台 |
| リコール開始 | 2025年10月21日 | 2025年6月26日 |
| 受付フォーム | 202510-support | 202506-support |
A1263は、委託先の工場でバッテリーセルを作るときに、電極を切った際の細かい異物を取り除ききれず、セルの中に混入した可能性があると報じられています。使っているうちに内部でショートするおそれがあるためです。
A1257は、セルの製造を委託した会社が不適切な材料を使っていたことが原因とされています。消費者庁の9月25日の公表では、リコールに関係する火災が2025年度に7件あり、さらに2026年9月2日に兵庫県で、リュックの中に入れていた本体と周りの物が焼ける火災がありました(この件の原因は調査中)。
わが家の2台はどちらも対象だった
品番は本体の側面に書いてある
PowerCore 10000は、細長い本体の側面に小さな文字で印字されています。製品名の下の2行目が「Model / 品番」です。わが家の2台はどちらも「A1263」でした。


シリアルは「A」から始まる16桁で、2台とも対象だった
品番の下の「SN:」のあとがシリアル番号です。2台とも「A」から始まる16桁でした。
公式フォームのシリアルチェッカーに入力すると、2台とも対象でした。そのまま申し込み、交換まで済ませています。
なお、受付フォームには、A1263のうち8桁のシリアルのものは対象外、2022年12月15日以前に購入したものも対象外と書かれています。16桁で「A」から始まるものは販売期間内の可能性が高いので、同じ型番を持っているなら一度チェッカーで確かめてみてください。
公式フォームで確認・申し込む流れ

- 本体の「Model / 品番」がA1263かA1257かを見る
- 「SN:」のシリアル番号を控える
- 公式フォームのシリアルチェッカーで対象か確認する
- 対象なら申し込む。回収キットが届いたら、案内にそって返送する
- 返送した製品が届いたあとに、代わりの製品が発送される
シリアルを入力するときは、「0(ゼロ)とO(オー)」「1とIとL」「2とZ」の打ち間違いに注意してください。使われていない文字はフォームではじかれます。
A1263の場合、回収キットは申し込みからおおむね2週間(遅いと1か月ほど)で届き、返送用のレターパックか着払い伝票と、燃えにくいシートや袋が入っています。代わりの製品は、生産終了のため「Anker Power Bank(10000mAh, 30W)」のブラックになるとされています。
問い合わせは、0120-775-171(平日9時〜17時、年末年始を除く)か、support@anker.com です。電話はつながりにくいことがあると案内されています。
確認が終わるまでの扱い
消費者庁は、リコール対象品(A1257)を持っている人に、使うのをすぐにやめて連絡するよう呼びかけています。A1263も含めて、確認が終わるまでは次のように扱っておくと安心です。
- 充電しない・スマホの充電にも使わない
- カバンに入れて持ち歩かない(リュックの中で燃えた例があります)
- 鍵や小銭など金属と一緒にしない。高温になる場所や直射日光の当たる場所に置かない
- 燃えないごみなどに出さない(対象品は回収キットで返送します)
交換が終わるまでは手元のモバイルバッテリーが使えなくなるので、外出時に使う別のモバイルバッテリーを用意しておくと困りません。
家族でモバイルバッテリーを使い回していると、どれが誰の物か、どこにあるのか分からなくなりがちです。子どもの習い事バッグや車の中も含めて一度全部集め、品番を見ておくと安心です。
使わなくなった充電式の家電の保管や処分については、こちらの記事でもまとめています。
よくある質問
PowerCore 10000なら全部対象ですか?
いいえ。対象は品番A1263のうち、2022年12月25日〜2025年10月21日に販売されたものです。8桁のシリアルのものや、2022年12月15日以前に購入したものは対象外とされています。最終的にはシリアルチェッカーで確認してください。
品番の文字が薄くて読めません
明るい場所で、斜めから光を当てると読みやすくなります。それでも読めない場合は、推測で入力せず、0120-775-171に問い合わせるのが確実です。
返金はしてもらえますか?
A1263の受付フォームには、代わりの製品と交換する流れが書かれています。返金についての記載は見当たりませんでした。
A1257とA1263は何が違いますか?
どちらも容量10000mAhのモバイルバッテリーですが、別の製品で、リコールの時期と受付フォームが違います。品番を見て、それぞれのフォームから申し込んでください。
まとめ
- Ankerのモバイルバッテリーは、A1263(PowerCore 10000)とA1257(Power Bank 10000mAh, 22.5W)がリコール対象の型番
- 品番は本体の印字で、対象かどうかはシリアル番号で確認する
- 確認が終わるまでは、充電・持ち歩きを控える
- 対象なら公式フォームから申し込み、回収キットで返送する(わが家の2台もこの流れで交換済み)
モバイルバッテリーは、家の中に何個あるか意外と把握できていないものです。わが家のように、手元にあるのが話題の機種と違う型番でも、別のリコールの対象ということがあります。この機会に家族の分も集めて、品番を確かめてみてください。

