膨らんだモバイルバッテリーはどこに捨てる?回収ボックスに入れる前に確認したい処分方法

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膨らんだモバイルバッテリーの処分先を自治体へ確認するイラスト

「モバイルバッテリーが膨らんでいる。家電量販店の回収ボックスに入れていいの?」と迷ったら、使用・充電をやめ、住んでいる自治体のごみ担当窓口かメーカーへ、膨張していることを伝えて相談してください。膨張品を、確認せずに回収ボックスへ入れないでください。

膨張品は、正常な電池と同じ方法で回収してもらえるとは限りません。小型充電式電池の回収を行うJBRCでは、膨張・破損・水濡れなどの異常がある電池を回収対象外にしています。自治体にも、回収ボックスへの持ち込みではなく、電話申し込みや事務所への持ち込みを案内しているところがあります。[1]

この記事では、家庭で使ったモバイルバッテリーを対象に、状態別の確認先、回収を断られたときの探し方、神戸市・横浜市の案内の違いをまとめます。すでに煙や火が出ている場合は処分先を探すより安全確保が先です。近づかず、身の安全を確保して119番通報してください。[2]

情報確認日:2026年11月3日。回収条件は変更される場合があるため、申し込み・持ち込みの前にリンク先の最新案内をご確認ください。

目次

まず確認:膨張品・正常品・リコール品で相談先が変わる

バッテリーの状態最初に確認すること
膨らみ・変形・液漏れ・異常な熱やにおいがある使用・充電を中止。自治体やメーカーへ、異常の内容を伝えて相談する
異常がなく、不要になった自治体の分別案内、またはJBRCの回収対象条件と協力店を確認する
リコール対象かもしれないメーカーの公式回収窓口で、型番・シリアル番号と返送条件を確認する。膨張していれば、その状態も伝える
メーカーや型番が分からない自治体へ相談する。JBRCでは、会員企業外品やメーカー不明品は回収対象外

「回収できません」と言われても、処分方法がまったくないと決まったわけではありません。その窓口で扱えない理由を確認し、自治体やメーカーが案内する別の方法を探しましょう。

膨張品は自治体やメーカーへ相談、正常品は回収条件を確認、リコール品は公式窓口へ連絡する案内図
膨張している場合は、リコール対象品でも状態を伝えてから回収方法を確認してください。

膨らんだら、使い切ってから捨てた方がいい?

膨張したバッテリーを、処分のために無理に使い切る必要はありません。消防庁は、本体の膨らみ・変形、異常な発熱、におい・音、液漏れなどがある場合、使用と充電を直ちに中止するよう案内しています。「まだスマホを充電できる」ことは、使い続けてよい判断材料にはなりません。[2]

正常品の捨て方に「できるだけ使い切る」と書かれていても、異常がある製品を再び動かす指示と受け取らないでください。問い合わせ時には、充電残量が分からないことや、使い切っていないことも伝えます。

家電量販店や回収ボックスで断られるのはなぜ?

回収ボックスは、充電式の製品なら何でも受け付ける仕組みではありません。JBRCの回収には、会員企業製であること、電池の種類が明確であること、膨張・破損などの異常がないことなどの条件があります。リサイクルマークがあるかどうかだけでは、回収対象か判断できません。[1]

また、自治体の小型家電回収ボックスと、JBRCの電池回収ボックスは受付条件が同じとは限りません。近くに箱があっても、膨張品を入れる前に、その箱の案内と自治体の公式ページを確認してください。

店舗へ相談するなら、「モバイルバッテリーは回収していますか」だけでなく、「本体が膨張していますが、回収対象ですか」と聞くと、通常品との行き違いを減らせます。断られた製品を、別の回収ボックスへ黙って入れるのはやめましょう。

自治体で対応が違う:神戸市・横浜市の例

膨らんだモバイルバッテリーの出し方は、全国一律ではありません。次の表は、各市の公式案内で確認できた例です。お住まいの市区町村のルールを優先してください。

自治体膨張・破損品の案内持ち込む前の確認
神戸市住んでいる区の環境局事業所へ相談のうえ持ち込む。電池類回収ボックスは対象外担当事業所の連絡先と受付方法を確認する
横浜市集積場所へは出さず、各区の資源循環局事務所へ持ち込む事務所の所在地・受付時間・持ち込み方を確認する

出典:神戸市[3]/横浜市[4]

ほかの地域で受け付けている方法でも、自分の地域で同じように出せるとは限りません。同じ「自治体が回収する」でも、申し込み先と出す場所は別々に確認するのがポイントです。

自分の地域の処分先を探す3つの手順

1.市区町村名と「膨張」を入れて検索する

「○○市 モバイルバッテリー 膨張 処分」「○○区 小型充電式電池 破損 回収」などで検索し、自治体の公式ページを開きます。「モバイルバッテリー 捨て方」だけでは、正常品の回収案内が見つかることもあるため、膨張品について書かれた箇所まで確認してください。

2.「対象外」の説明と問い合わせ先まで読む

回収品目の一覧だけでなく、注意事項やFAQの「膨張・破損」「メーカー不明」「電池を取り外せない場合」を読みます。集積場所に出すのか、電話で申し込むのか、窓口へ持ち込むのかを分けて確認しましょう。検索結果の短い説明やAIの要約だけで判断しないことも大切です。

3.分からなければ、状態を伝えて電話する

問い合わせ前に、メーカー・型番、膨らみや液漏れの有無、おおよその大きさ、家庭で使った製品かを整理しておくと説明しやすくなります。表示を読むために分解したり、膨らんだ部分を押したりする必要はありません。

家庭で使っていたモバイルバッテリーが膨張しています。メーカーは○○で、型番は○○です(不明なら不明と伝える)。回収を申し込めますか。出す場所、梱包方法、回収までの保管方法も教えてください。

窓口では、回収できるかに加え、費用、予約の要否、持ち運び方まで確認します。会社や店舗で使った製品は家庭ごみの案内をそのまま利用せず、事業者向けの処分方法を確認してください。横浜市も、事業所から出るものは家庭ごみの集積場所へ出せないと案内しています。[4]

回収までの間にしてはいけないこと

  • 使えるか試すために充電したり、スマホへ給電したりする
  • 膨らみを押し戻す、穴を開ける、分解して電池を取り出す
  • 自治体の案内を確認せず、普段のごみ袋や回収ボックスへ入れる
  • メーカーの指示を受けずに、宅配便や郵便で返送する

膨張品は衝撃で発火するおそれがあるため、取扱いを増やさず、自治体やメーカーへ早めに相談してください。東京都は、膨張・変形品の一時保管先として金属製容器や土鍋などを挙げています。置き方や運び方も相談先に確認し、子どもが触れる場所や、燃えやすい物の近くを避けましょう。[5]

発煙・発火している製品を、容器へ移そうと近づかないでください。消防庁は、まず製品から離れて身の安全を確保し、119番通報するよう案内しています。[2]

リコール対象なら、捨てる前に公式の回収窓口へ

メーカーや型番が分かる場合は、公式サイトや消費者庁のリコール情報サイトでも確認します。対象製品なら、通常の廃棄とは別に回収・交換の案内が用意されている場合があります。ただし、膨張しているときは、その状態を必ず伝えてから返送方法を確認してください。

わが家では、Ankerのモバイルバッテリー2台がリコール対象となり、公式フォームから交換を申し込みました。そのときの品番・シリアル番号の確認方法は、Ankerモバイルバッテリーの交換体験記事で紹介しています。

よくある疑問

少し膨らんだだけでも、使用をやめた方がいい?

はい。消防庁は、本体の膨らみや変形を使用・充電中止のサインとして挙げています。「この程度なら安全」と自分で線引きせず、メーカーなどへ相談してください。[2]

メーカー不明や海外製だと、処分できない?

海外製であることだけでは判断できません。JBRCで重要なのは会員企業製かどうかなどの条件です。メーカー不明品はJBRCの対象外ですが、住んでいる自治体に相談してください。[1]

端子にテープを貼れば、普通ごみに出せる?

いいえ。絶縁はショートを防ぐための処置で、回収区分を変えるものではありません。絶縁の方法と出し先は自治体の案内に従い、膨張していることを伝えてください。

まとめ:膨張品は、持ち込む前に状態を伝えて確認

膨らんだモバイルバッテリーを見つけたら、まず使用・充電を中止します。次に、自治体やメーカーへ「膨張している」と伝え、回収方法を確認してください。

回収ボックスの対象外だったり、店舗で受け付けてもらえなかったりするときも、通常のごみへ混ぜず、別の回収方法を探しましょう。自治体の公式ページで「膨張品の扱い」「申し込み先」「出す場所」の3つを確認すれば、次に何をすればよいか整理できます。

充電式の製品を片付けている方は、ハンディファンの保管・捨て方もご覧ください。

参考にした公式情報

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